■小笠原諸島の特徴とは?
2011年に世界遺産へ登録され、日本では4つ目の自然遺産へとなりました。小笠原諸島の特徴として、以下3点があげられます。
①多種多様な血を引く人々が暮らしていること
⇒東京都に属しながらも南へ1000kmに位置します。
島の歴史としては欧米人5人、ハワイ人20数人の移民から出来上がった島で、その後、様々な国から移民が移り住んだことにより、多種多様な血を引く人々が現在も住んでいます。
②自然遺産へ登録され、手つかずの美しい景観を保っていること
⇒島に存在する植物の4割は固有種といった特殊性を持ち合わせています。
③地域地産で経済が回っていること
⇒ただし、生産者の減少によりそのエコシステムが崩れつつあります。
※詳細は後述いたします。
■小笠原諸島の課題とは?
現在、人口は2500人あまりしかおらず、生産者たちの高齢化が進む中で後継者の不足が深刻化しています。生産者が減ることは地産地消で食料を賄うことが出来ず、物価の高い内地産の食品を購入しなければなりません。(小笠原の特徴としては住居費も都内と変わらないほど高いので生活をしていくだけでも困難な状況に置かれています。)
そこで今回、小笠原に点在する課題の中でも基盤となる衣食住の中から「食」に注目し、「食」における解決策を施策・検討しております。
Arinosでは、静岡県川根本町のゆず農園と協業で、「六次産業化に向けた取組」を実施しているため、ノウハウを蓄積しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000029693.html
静岡県川根本町で行っているビジネスモデルを小笠原諸島向けに展開(パッションフルーツやレモン、コーヒーなどの特産物を主軸)し、農業の六次産業化を行うことを狙っていきます。(合わせて、生産量を増やすため「農地の拡大」も行っていきます)
また、地産地消で終わらせず、生産した加工品を全国に流通させることにより「東京産だけど珍しい加工食品」が多くの消費者達のもとへと運ばれ、結果として農家の収益向上に寄与しようと考えております。
※食を通して小笠原諸島の認知拡大を図ります。
■エコシステムから見た課題解決施策案
小笠原では現在、以下のようなエコシステムが成り立っております。
生産者が多岐に渡る生産物を作り、本島のみで地消、消費者は現地での生産物が安く購入できるため、これまで人々の生活は成り立ってきました。
しかし、生産者の高齢化や後継者の不足による耕作放棄地の増加が懸念されます。生産者が減ると、内地からの輸入品に頼るほかなく、それが人々の生活を苦しめ、これからも深刻化していく事が考えられます。
そのため、解決策として産業基盤を確保し、生産から加工、販売における六次産業化を図ることにより、耕作放棄地や、放棄地になりそうな土地を有効活用するとともに生産物の拡大と雇用口の創出を行います。
また、加工品を内地へ販売することを考えており、農家の収益はアップすると考えております。(生産は農家さん・Arinosが協業で行い、商品企画~販売はArinosが主導で行います)
「食×小笠原諸島」で新たな付加価値を創造し、最終的には小笠原諸島への観光客の誘致へつなげていきたいと考えております。新たに魅力的な事業を創出することで、島を発展させつつ、唯一無二の島作りを行います。
Arinosでは現在、若手社員を中心に事業創出を行っております。「地方創生」をキーワードに静岡県川根本町、秋田県大仙市、熊本県天草市と小笠原諸島で取組を行っております。また、新たに「e-スポーツ事業」に参入する等、様々な分野で価値をうむよう活動しております。
■会社概要
株式会社Arinos
代表者 :代表取締役 古家 由也
所在地 :〒101-0061東京都千代田区神田三崎町2-4-1TUG-IビルB1F
設立 :2010年10月
事業内容 :コンサルティング、開発事業、グローバル事業
URL :https://kintone.arinos.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社Arinos
担当者名:大平弘廉
TEL :03-6261-6485
Email :info@arinos.co.jp
URL :https://kintone.arinos.co.jp/