皆様こんにちは、石崎です。先日の竹田編、朝来市編についでラスト農家レストラン編です!といっても農家レストランの食レポでは無く、運営されている香寺ハーブガーデンさんの有機を通じた地域創生、そして私達が今後何が出来るかというのをお話したいと思います。最後までお付き合いください。
訪問先:農家レストラン~且緩々~
インバウンドでも人気の高い姫路城のある市内から車で30分程度。遠くからたくさんのファンが集まる美味しすぎる有機農家レストラン、且緩々さん。わざわざこのお店に来るためにバスツアーが組まれるほど。外観は幼稚園だった建屋をそのままに近い形で利用されています。
自然食にこだわり、取れ立ての野菜を使ったメニューが中心。食事代も1800円とリーズナブルで東京だと3000円と言われても許せるレベル。「体にいいものをとってもらい地域の方々には病気知らずになってもらいたい」という【食=医療】という理念を料理を通じて感じることができます。兵庫の病院から子供たちを招待して振舞ったりもしているそうです。不摂生という言葉、皆さんはどう認識していますか?私はここに来る前までは、ジャンクフード大好き、深夜ラーメンなど少し尖った認識だったのですが、どんな農薬を使用されているか解らない野菜を口にしている事が不摂生なのではと。。健康にきをつけないという本来の意味、考えさせれます。
また店内には有機のハーブで作られた化粧水や入浴エキスなど沢山販売もされています。
私たちの地方創生では観光・インバウンド業は勿論ですが、本気で飲食という部分にも挑戦をしていきます!地元の旅客業さんなどを巻き込んだツーリズム、そして有機野菜の料理の数々は本当に参考となりました。
お店の駐車場は小学校の跡地のグラウンドなのですが、実は町から廃校になった小学校を使って欲しいと要望があり香寺ハーブガーデンさんが研究所にしています。外観からは全く想像できないような研究設備が整っておりハーブのエキスなど諸々を研究されているそうです。私たちの川根本町オフィスのすぐ裏に廃校になった小学校があるので、ここも本気でどうにかしないと。
訪問先:香寺ハーブガーデンさん
代表の福岡さんは元々、船会社で働いていたが脱サラしてハーブ栽培に注目する。ハーブを学びにフランスに渡航するが、そこでの苦しくも心温まる経験が今の事業を行う意義に繋がっている。人が健康でいるためには、化学的保存料を摂取すべきでは無い。そこで農家レストランを運営されたり、また植物から抽出した成分で化学的保存料の代替になるものを研究開発し、数年前よりカネカ食品など食品メーカーに使われ始めている。現在は、野菜からペプチドを抽出して、血の保存ができる技術の確立に向けて研究を進めており文部科学大臣賞も受賞されている。ハーブは人と人とを繋げるツールとして非常に優れているとの事、是非チャンスがあったら川根本町で栽培にチャレンジしてみたい。
まとめ
①今後の私たちの活動
②若者が定着する街作り
福岡社長も仰られていたが持続可能な街にしなければならないが、若者がいない。街にくるきっかけを作ることはできるがそこから定住させるのが大きなハードル。その街に住むメリットがないと正直住むことはない。やはり魅力的な産業を産む、若しくは①の活動を行う会社を全国に広め若者の雇用を増やす、そのやり方は私たちが実際に行くパターンと地域住民・行政との橋渡しを私たちで行い企業を誘致するパターンが考えられる。
③川根本町・大仙市での地方創生を成功させる(愚問ですが)
47都道府県に私たちの活動を広げるためには、まずは足元の成功が不可欠。でなければ説得力が何も生まれない。形になり始めている2か所での活動をより一層スピード感を持って取り組んでいきます。今回同行いただいた佐藤さん、西原さんには引き続きアドバイスをいただき、また商品開発では香寺ハーブガーデンさんとも協業したいとも考えています。
今回、色々と視察ご協力いただいた方々、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。地方が元気になるように私たちは必至に取り組んでいきます。