こんにちは!Arinosの中野です。
長い梅雨が明け、ようやく天気が安定してきましたね。
梅雨時期にたくさんの水分を蓄えた作物たちのこれからの観察がとても楽しみです。
■テスト栽培作物について
現在私たちは静岡県川根本町にて合計3haの耕作放棄地を開墾し、そこで作物の栽培を行っています。
・柚子1,385本
・ライム250本
・じゃばら100本
・かぼす50本
農地では上記4種類の作物を育てています。
以前『ライム日本一への挑戦!』の記事でも触れておりますが、柚子以外の作物(ライム、じゃばら、かぼす)についてはお茶、柚子に次ぐ川根本町の第三、第四の特産品となり得る作物を選定し、川根本町の寒暖差の激しい気候の中で育てることができるかどうか“テスト栽培”に挑戦しています。
今回はテスト栽培中の「じゃばら」と「かぼす」についてお話させていただきます。
■じゃばら、かぼすについて
テスト栽培に柑橘類を選定したのは前記事に記載の通り、
・比較的、他の作物より栽培が容易
・加工品に応用が利く
という理由からです。
私たちがテスト栽培作物に選んだじゃばら、かぼすについて、
皆さまはそれぞれの特徴をご存知でしょうか?
・じゃばら
花粉アレルギー症状抑制効果がある可能性が高いと言われる
(和歌山県工業技術センター研究報告より)
・かぼす
他の柑橘類と比べて酸味が少ないため他の食べ物の素材の味わいを損なうことなく引き立たせることができる。他の柑橘類よりも甘味が高いことも特徴の一つ。
(大分県カボス振興協議会サイトより)
じゃばら、かぼすは上記のような素敵な特徴を持っている注目の果実なのです!
首都圏が近く日本列島の真ん中あたりに位置するこの静岡県は、物理的距離や流通コストの点からみても「良いもの・食材」を全国に広めていくのにとても適した場所ではないかと考えています。
このテスト栽培を成功させ、柚子だけでなくライム、じゃばら、かぼす等静岡の新鮮な「良いもの」を川根本町から全国にお届けできる日が来ることを夢みてテスト栽培に取り組んでいます。
■じゃばら、かぼすの様子
先月、雨をいっぱいに浴びたじゃばら、かぼすは新しい芽をぐんぐんと伸ばし、上にも横にも大きく成長しています。
じゃばら
かぼす
(梅雨の影響でかぼす農地の雑草も元気に育っています。早急に草刈り予定です!!)
新芽が顔を出して徐々に成長している苗木がある一方で、葉っぱが全て落ちてしまっている苗木もあり心配しています。しかし、葉っぱが全て落ちた後で新しい芽が生えてきたライムの前例があるので、じゃばら、かぼすについてもこれから芽吹かせてくれることを期待しながら経過観察を続けていきたいと思っています。
■来年度の農地計画について
日々農地の管理、観察をする傍ら、来年度の農地拡大計画を並行して進めております。来年度も新たな作物のテスト栽培を開始する予定です!詳細についてはまたブログでご紹介させていただきます。暑い夏がやってきますが、皆さま体調に気をつけてお過ごしくださいませ。
■本件に関するお問い合わせ先
企業名 :株式会社Arinos
担当者名 :中野 菜穂
Email :naho.nakano@arinos.co.jp