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業務コンサルタントって何をしているの?

こんにちは。Arinosコンサルティング事業部の貝吹(かいふき)と申します。

冒頭で突然ですが、読者の皆さんに質問です。
皆さんは、業務コンサルタントという職業では、具体的にどの様な仕事をしているか、イメージがつきますか?

 

 

 

 

 

 

…いかがでしょうか?

恐らくですが、実際に業務経験のある方や、コンサルティング業界に馴染みのある方以外では、具体的にどの様な仕事をしているのか、非常に分かりにくい職業かと思います。

今回はArinos業務コンサルタント歴2年目の私、貝吹が、これまでの業務での経験を元に

① 業務コンサルタントって何?
② Arinosの業務コンサルタントとしての働き方

以上の2点について、解説・紹介させていただきます。

業務コンサルタントって何?

コンサルタントという職業には、

・戦略コンサルタント
・業務コンサルタント
・組織/人事コンサルタント
・ITコンサルタント

といった様に、様々な種類が存在しており、例えば戦略コンサルタントは事業戦略の立案、ITコンサルタントはシステム導入の支援などを行っていますが、
業務コンサルタントは、業務に係る様々なソリューション提供をしているため、他のコンサルタントよりも比較的”何でも屋さん”のような働き方だと思います。

業務コンサルタントとは、
同じ工程が重複している非効率な業務、人為的ミスによるリスクを孕む業務等々、現状業務の問題点とその改善案を挙げ、改善案の実行から改善後の業務定着化までをご支援しています。

業務コンサルティングは、Arinosが得意としている分野であり、業務を改善する上で単なる手順の改善のみでなく、時にはITを活用したご提案や、組織体制改善のご提案までする機会があります。

なぜ業務コンサルタントがいるのか、そもそもなぜ“業務”を改善するのか

業務コンサルタントがどのような職業なのか概要を把握頂いた上で、私たちが業務コンサルタントとして働く意義である、「なぜ業務コンサルタントという職業があるのか」さらに深掘り、「そもそもなぜ、”業務”を改善する必要があるか」を是非皆さんに理解いただきたいと思います。

普段私たちは、コンビニやスーパー、ECサイト等で買い物をしたり、スマートフォンで何か記事を読んだり等、様々なサービスに囲まれて生活をしています。
そして、そのようなサービスが成り立っているのは、私たちがサービスを利用する裏で誰かが”業務”を行っているからです。
そういった業務について、サービス品質の改善や、事業活動の安定稼働、コスト削減による投資資産の確保等を目的として、どのような企業・従業員にも、常に業務を改善し続ける義務があります。

本来であれば、実際に業務を行っている企業・従業員のみで業務の改善が出来ればよいですが、普段行っている業務の傍ら、業務を改善するためには時間の調整が難しく、そもそもどう改善すれば上手くいくのか分からない、といった背景から、業務改善のプロである私たち業務コンサルタントがご支援をしています。

どのように業務を改善するのか

案件内容により若干異なる場合もありますが、大まかに下記のステップに沿い業務改善を進めていきます。

① 検討・計画
…「なんのために業務を改善するのか」という目的、「どういった状態を目指すのか」という目標を設定します。また同時に、改善対象とする業務の範囲も設定します。以降の動きに大きく影響を与える大事なステップとなる為、クライアントと密に議論を行い、設定していきます。

② 現状分析・課題設定
…現状業務のヒアリングを行い、業務の流れや業務工数等をまとめます。業務内容を把握すると同時に、どの業務に問題/課題があるかを分析し、沢山ある問題/課題のうち、真に解決すべきものは何かを検討します。

③ 設計
…問題/課題を解決するため、コンサルタントとしてのこれまでの知見を活かし、どういった業務内容が理想的なのか、あるべき姿とその実行プランを設計します。設計したものはExcel/PowerPointへまとめ、クライアントへ提案し、ご承認いただいたのちに実行のステップへ移行します。

④ 実行
…Excelなどにまとめたアクションプランを活用し、改善業務を遂行します。実行、と一括りに言っても、案件内容によってはシステム開発や、業務マニュアルを作成、業務内容のレクチャー等、様々あります。改善後の新業務が本格運用を開始するまでをこのステップで見届けます。

⑤ モニタリング・評価
…新業務が本格運用したのち、問題なく運用できているか、また改善した結果効果があったのかをモニタリング・評価します。隔週でミーティングを行い、業務の運用状況を確認し、今後のアクションを議論するという進め方が多いです。

昨今業務コンサルティングを行っている企業は多く存在していますが、①~⑤全てをやり切るのが全てではなく、③までで終える企業も多く存在しています。
その中でもArinosは、④実行と⑤モニタリング・評価まで、企業様に寄り添って併走することに強くこだわりを持ち取り組んでいます。

Arinosの業務コンサルタントとしての働き方

案件状況により変動しますが、クライアント先に常駐し業務を行っていた、とある日を例として、Arinosの業務コンサルタントとしての働き方を1日のスケジュール形式でご紹介します。

7:00~9:00 身支度、出社
起床後、急いで身だしなみを整え、電車移動でクライアント先のオフィスへ出社します。

9:00~12:30 午前の業務
オフィスへ到着して真っ先に、前日整理していた当日のタスクを確認し、チャットツールで上長に当日予定タスクを共有します。タスクを共有後、午後からのミーティングのための資料作成に着手します。

12:30~13:30 昼食
オフィス近くのコンビニで、軽く済ませられるものを購入します。
オフィスへ戻り、昼食を取りながらミーティング資料に不備がないかをチェックします。

14:00~15:00 クライアントとの、業務改善案提案/議論ミーティング
直近、新たに改善対象となった業務に対して、改善案を提案、提案内容についてクライアントと議論します。
当日の提案のみでは改善案実施の承認を頂けず、追加調査を実施したうえで改善案を再検討し、2日後に再度ミーティングをして議論することとなりました。ミーティング終了後には今回の提案の振り返りと、2日後の提案へ向けて実施するタスクの整理を実施します。

16:00~17:00 クライアントとの、改善後業務の運用状況確認/議論ミーティング
これまでの業務改善で、既に改善後の業務を運用している状況について、何か問題が発生していないか確認し、問題点について改善アクションを議論します。当日時点では大きな問題が発生しておらず、比較的早めにミーティングが終了しました。ミーティング終了後は、当日実施した予定していたタスクの進捗状況を整理し、次のミーティングに備えます。

17:30~18:00 社内メンバーとの、タスク進捗確認ミーティング
当日予定していたタスクが予定通り進行しているか遅れているか進捗共有します。進捗共有のみでなく、タスクを進行する上で何か妨げになっている事象は発生していないか、互いに密に現況を議論し合います。また同時に、翌日実施予定のタスクを組み立てます。

18:00~19:30 業務改善案の練り直し
14時のミーティングより追加で実施が必要となった調査の方法と、現時点で練りなおしができる業務改善案の検討を実施します。

19:30~20:00社内業務改善プロジェクトのミーティング
通常業務がひと段落したのち、社内業務改善のプロジェクトのミーティングをします。Arinosでは社内の業務改善や制度作りなどを社員が自発的に意見を出して行っており、通常業務後に時間を作り活動を行っています。

20:00~21:00 業務終了、帰宅
社内業務改善プロジェクトのミーティングが終了後、クライアントオフィスの閉館時間が近づいてきたため、急いで帰宅をします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

業務コンサルタントとは何か、どの様な働き方をしているのかという点から、実際にArinosのコンサルタントがどの様に働いているのか、詳細に解説・紹介させていただきました。

今回解説・紹介させていただいたよりもさらにリアルな働き方について興味がある、という方は、ぜひArinosへお話を聞きに来ていただけたらと思います。

Arinosでは入社1年目でも自身の努力次第で裁量を大きくもって働き、活躍することが出来ます。
また、コンサルティング業務以外でも社内プロジェクトでの活動もでき、さらに活躍できる場は目白押しです!

今回この記事を読んでいただき、業務コンサルタントとして働くこと、またArinosで働くことに是非魅力を感じていただけたら幸いです。