良いアイデアには何が必要?
こんにちは。Arinosの岸川です。
今、会社で事業をゼロから立ち上げています。
Arinosに転職したのは1年前、それまでの人生を思い返すと、普通の家に生まれ、普通に学生時代を過ごし、何かを見つけたくて上京するも特にこれと言ってやりたいことを見つけずに普通のサラリーマン生活を送っていました。
そんな何不自由ない平和な日々を送っていましたが、今は少し違います!!
事業をカタチにするために、様々なことを考え、もがき、自分の答えを見つけながら前に進んでいます。
定時後に会社の同僚と飲みに行くことばかり考えていた脳内が、まるでソフトを入れ替えたゲーム機のように、四六時中事業のことばかり考えるようになりました。時には事業のアイデアが浮かばなくて苦しみ、時には、調査を重ねて企画した事業計画をやめて最初から考え直したり、上手く行くことばかりではありませんが日々前に進んでいます。
▼先日、新規事業の視察で事業の候補地である熊本県を訪問してきました。
そして何より楽しい!(新しいモノ・コトを作り出す新規事業はこれに尽きます。)
自分の事業を持つメンバーが最近増えてきており、Arinosは今まで以上に面白い会社になってきています。
普段の雑談も結構面白いです。
Aさん「最近どうよ?」
Bさん「商品開発しようと考えはじめたところ」
Aさん「え、何作るの??」
Bさん「カジュアル路線の高級チョコレート!」
Aさん「カジュアル路線?ちょっとイメージつかないけど・・・」
Bさん「今までにないポジショニングで・・・・(続く)」
Aさん「それ、めっちゃいいじゃん!」
こういう会話が日常茶飯事で、いつもワクワクさせられます。
同じ目標を持ったメンバーが増えたことによって、お互いに刺激しあえてモチベーションUPにつながっています。
そんな環境で事業を進めているのですが、楽しいだけでなく、「学び」につながることが多くあります。ここでは、岸川が新規事業で得た「学び」をこれから毎週連載しシェアしていきます!
今回は「良いアイデアには何が必要か」について、書きたいと思います。
新規事業を始めてから、新しいアイデアやひらめきを常に探しています。
(結構、考えている瞬間やひらめいた瞬間は楽しいです。)
新規事業に限らずとも、日常でも企画を行うシーンが有るかと思います。
しかし、アイデアによっては、実際に苦労してカタチにしたものの効果が現れずに無駄骨で終わることもあります。
私も前職の時に無駄骨になった経験があります。
その時は「このシステムを作ったらすごくない?」という思いでアイデアをカタチにしました。
しかし、作り上げたものは「誰も使わないシステム」でした。
どんなに、今までに無いハイレベルなシステムを提供したとしても、誰も使わなければ、ただの自己満足にしかなりません。
その時、下記の2点を考慮していたら結果は変わっていたと思います。
課題の質:本当に解決すべき課題かどうか
ソリューションの質:そのソリューションによって課題は解決するのか
一番大切なことは「課題の解決」に目的を置くことです。
ソリューションを作るのは楽しいことですが、ただ作りたいプロダクトを作っても私の経験と同じように無駄骨になる可能性があります。
「作りたいプロダクト≠課題を解決するプロダクト」の可能性が有ることに注意しなければなりません。
私が最近読んだ書籍によると、成功したスタートアップの8割以上は「課題の発見・検証」に一番重点を置いているそうです。
私たちが新規事業で何かを生み出すにしても、同様のことが言えます。
ですので、世の中やカスタマーに響く良いアイデアを出すには、
事業を行う領域の当事者(世の中やカスタマー)目線に立っての本当の課題を見つけることが最重要になります。
以上が今回の学びのシェアになります。
来週以降も新たに学んだことをシェアしていきたいと思いますので、ご注目ください!
(参考書籍:Startup Science 2017)